寄港地3箇所目はギリシャのサントリーニ島。
ここではプライベートツアー(英語)に申し込んでいました。旅行前に船のオプショナルツアーの事前申し込み締切日に間に合わず、船内でも寄港前日まで申し込めると知らなかったので保険として申し込んでいたのです。
島への行き方
バーリ、コルフ島では触れませんでしたが、先の二箇所では港に船を横付けしてそのまま上陸することができました。サントリーニ島は巨大客船では近づけないので島と客船の間をテンダーボートと呼ばれる船で移動します。寄港日の朝に「テンダーボートに乗る順番のチケット配布が行われる」と新聞に案内が出ていました。念のため指定時刻より少し早めに行ったら既に配布が始まってたという…。
テンダーボートからの眺め。茶色い地層の上に白い街並みが現れ、不思議な光景です。
島の登り方
サントリーニの街は島の上に位置するので港から登らなければなりません。テンダーボートが到着する港から上のフィラの街へは以下で登ることができます。
①ケーブルカー
②階段をドンキー(ロバ)で
③階段を徒歩で
ケーブルカーが早くて快適なのでテンダーボートが到着する少し前にボート出口に立って待機。ボートから一番に降りられたため、ケーブルカーへもすぐ到着して待つことなく乗れました。
プライベートツアーの方とはケーブルカー降り場で待ち合わせ。名前を書いたボードを持っていてくださったのですぐに見つけることができました。フィラの街はお店でひしめき合っています。階段が多いのでベビーカーは厳しそう。
クルーズ船を見下ろすナイスビュー。向こうに見える島へ行くツアーもあるんだとか。これらの島の中には火山もあるそうです。
プライベートツアーの内容
申し込みサイトに詳細がなかったのでこちらの希望を伝えてその通り回ってくれるのかと思っていたところ、先方がいいようにルートを組んでいてくれました。ネットで調べてもイマイチどう回るのが良いのかわからなかったので助かりました。もちろん希望があればそのように回ってくれるそうです。
車まで歩く途中の景色。街はとにかく白!こんなところは初めて。世界にはいろんなところがあるものですね。まだまだ世界を見足りないと感じました。
駐車場で車に乗り込み出発。クーラーが効いているし水をいただいたしで快適。何より子連れなので他のお客さんを気にしなくていいのがいい。
「イアで見る夕日が世界一美しい」と言われているそうで、観光ルートはフィラから始まりイアで終わるのが人気らしいです。クルーズ船の出航が日の入りより早かったのと、そもそもこの時期のヨーロッパの日の入りは遅いので宿泊者でないと夕焼けは見られないと思います。それでもイアは混むとのことでまずはイアに向かいました。こういうのもプライベートツアーならではの気遣いと自由さです。
賑やかなフィラの街を一歩出るとのどかな景色が広がります。
途中で立ち寄ったところ。教会の屋根だけ真っ青で白い建物に映えます。
教会の屋根が青いのはかつて教会は洞窟内にあり、それを再現するために天井を丸くして青にしたんだとか。
イアの街
車は一路イアへ。土の色が赤だったり黒だったりがあるそうで、少し車を走らせただけで土の色が変わって行くのがなんとも不思議。本当に色々と面白い島です。
このイアが、おそらくみなさんがご覧になったことがある「サントリーニ島といえば」の景色。フィラ同様に観光客向けのお店がたくさんありごった返しています。コスタ(クルージング会社)のカメラマンさんもこの街にいらっしゃいました。
自由行動なら迷子になりそうな道をガイドさんについてスムーズに進んでいきます。こんなところで陽を浴びながらワインも素敵ですね。
これぞサントリーニの景色!今まで訪れたどの街とも違う景色。美しいの一言。ここにいることが夢のようです。
イアの景色を堪能しドライバーさんに写真を撮っていただき、惜しみつつも次の目的地を目指します。
ワイナリー見学
行きたかったサントリーニ島のワイナリー。プライベートツアーに組み込まれていてラッキーでした。(個人でも予約できますが事前予約必須のワイナリーが多いです)
今回伺ったのは Art Space という、ワイナリーとアートギャラリーが一緒になったところ。
色々説明を聞くも、かなりのギリシャ訛りの英語でほとんど理解できず…。(ちなみにプライベートツアーのガイドさんは訛りのないきれいな発音の英語でした)
サントリーニの美しい海を描いたであろう絵画などが飾られ、普通のワイナリーよりも見ていて楽しめる場所でした。
サントリーニのぶどうの木は枝を曲げて円状にして育てるそう。風が強いらしく、普通にまっすぐにすると育たないんだとか。
ここからは試飲。確か試飲自体は無料で、追加で色々試す場合は追加料金5ユーロだったような?それとも試飲自体が5ユーロだったかな、、?
美味しかったワインを購入しました。パリへも送ってくれるのですが送料がけっこうしたので持てる範囲で。
Art Space
住所:Thera 847 00 ギリシャ Google マップ
フランスでのワイナリー体験はこちら
新鮮なシーフードを堪能
この後ガイドさんに何か食べたい旨告げてレストランに連れて行っていただきました。昨日のコルフ島でギリシャ料理に味をしめていたので、ここでも美味しい海鮮を食べたいなと。
赤や黒の土があると先に触れましたが、Red BeachやBlack Beachなる場所もあります。レストランはBlack Beachにて。確かに黒いです。
ガラガラのレストラン…。大丈夫?おそらく平日の変な時間帯だから空いていただけかと。
この日入荷しているお魚を実際に見せてくれ、料理方法も相談しながら決められます。鯛をオススメの方法でお願いしました。さすが新鮮なお魚、美味しい!ワイン代は料理に含まれていたのか?、こちらのお店もかなり安かったです。ちょうど行った時間はがらがらでしたが、お店は広く予約席もあったのでそれなりに人気店かもしれません。
外にはキッズスペースも。
そんなこんなであっという間に観光終了。最後はケーブルカーすぐの道で降ろしてもらえ、最後まで快適なツアーが終了しました。
団体ツアーだと待ち時間や自由時間があるので「早く次へ行きたい」「自由時間が足りない/長すぎて飽きた」ということも起こりえます。大人だけなら我慢できても小さな子ども連れだと大変なことも多々。なのでプライベートツアーにして正解でした!
下りのケーブルカーは噂に聞いていた30分以上並びました。それでも回転はいいのでどんどん列は進みます。なんとか出航時刻前に到着するテンダーボートに乗船できました。
ネットには「クルーズ船は出航時間までに乗っていない人は容赦なく置いていきます」と書かれていますが、我々が乗った船はそんなことはなく出航時間を過ぎても船は出ずにいつまでもパラパラと乗り込んでくる人々を乗せていました。ただし全部の船がそうとは限らないのでお気をつけを!
お土産物屋さんで見つけたマグネット。パリやドイツだと1つ10ユーロ近くするイメージなんですけど2.5ユーロは安い!他のお土産は見ていないので全体的な物価はわかりませんが。
別ルートでの観光プラン
サントリーニ島はフィラから上陸し、陸路でイアへ行くとばかり思っていました。今回ブログを書くにあたって色々と調べていたところ、フィラの混むケーブルカーを回避できる別ルート「フィラから海路でイア→イアから上陸→イラからバスでフィラへ」というものがあるようです。このプランもなかなか良さそう。
こちらのブログに詳しく書かれています↓
beachresorteurope.hatenablog.com
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