カナリア諸島のリッツ・カールトンには星付きレストランが二つ入っていました。
ホテルの外へは車がないと出られないので、ディナーは基本ホテルでいただきました。
KABUKI
ミシュラン一つ星。お店の方いわく「JapaneseとSpainのフュージョン」だそう。
こちらのカウンター以外は「和」感はありません。
日本らしいドリンクとして勧められた梅ソーダ 22€
コース
アラカルトもありますがコースにしました。
先付け
・金柑。皮ごと食べられる
・茄子の味噌
・餃子。日本食以外の味も入っているけど何かわからず…
・アスパラ。梅干しと合う。梅干し感が強くなくアスパラの味がいきている
・サーモン。ソースはジャガイモ。サーモンは生ではないけど火が通りすぎているでもなくとにかくふっくら、美味しい。
お造り
・トロにはトマトとパンの組み合わせ。とろっとろのお刺身にパンのサクサクが面白く美味しい
・白身魚はハマチ。クミンとレモンのソースなのでアジア料理の風味がする。上に明太子
・マグロのTONNATO。これはよくわからなかったけれどマヨネーズ系のソース?が美味。ふちをほんのり炙ってある
赤海老
まずは海老の身をお箸でいただき、その後にご飯をソースに入れていただきます。ソースはやや強め。ご飯だけ一口食べてみたら、ちゃんと日本のお米、すし飯としてちょうどいい少し硬めの炊き加減。ソースに入れるとすし飯の方が強く全体としてまろやかに。
寿司
まず4貫。左からトロ(確か)、サーモン、シーバス、ダック。
わさび、フランベしたソース、(忘れた)、チェリーソースがついています。
いただく順番はサーモン、シーバス、トロ、ダックにとのこと。サーモンだけが薄味でしたが総じて美味しかったです。
続いて目玉焼きのトリュフ乗せ、ハンバーグのトマト乗せ。ハンバーグはすし飯ですが合います。
金目鯛とカナリアンポテト。ポテトは甘いです。七味唐辛子が振ってありました。
イベリコ豚の焼肉ソースとアップルピュレ。
ホワイトアスパラのように見える2本もりんご。ピュレはほんのりわさび風味?のようでした。イベリコ豚は噛まずに食べられるほどほろほろと柔らかい。焼肉ソースが合う。ただしピュレと一緒に食べるとお肉・ソースの味が消えてしまったので別々で食べた方がよかったです。
デザート
・中央の一番大きいものは豆腐(下にチョコレートソース)
・ブラウニー
・クリスピーセサミ
・隣もクリスピーなチョコ
・フルーツソース(チョコも入っていたかな?おそらく入っていないけれど梅干しに近い酸っぱさもありました)
食後にコーヒーまたは抹茶が選べます。抹茶をセレクト。できあがったものではなく、外国人の方が目の前で抹茶を点ててくださいました。
「これは和食ではない」と無理に考える必要のないくらい、どれも日本人にも美味しいと思える料理でした。寿司バー内にの姿は見えませんでしたが、裏に日本人シェフがいるのかな…。ちょっとやそっとで真似できる和食の味ではなく、きちんと「和食」が守られていました。
斬新な組み合わせもどれも美味しく、再訪したいくらい。
食事する人数が多ければアラカルトの天ぷらや握りなども良さそうです。
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